宇部市で楽天回線の速度を測定してみた!【Rakuten UN-LIMIT】

楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT
携帯会社といえば、au、ドコモ、ソフトバンク、主にこの3社が、
いーだこの生まれる少し前から、
足並みを揃えて日本の電気通信事業を支えて来ました。
この3社は、通称、キャリアと呼ばれていて、
正式には移動体通信事業者(MNO)と言います。
数年前から、この3社のMNOの通信回線を借りて、
データ通信サービスを格安で提供する、
仮想移動体通信事業者(MVNO)というものが出てきました。
格安SIMとか呼ばれたりしているものです。
そのMVNOの中の1つだった楽天モバイルが、
自社で回線環境を構築して、
今年の4月から正式にMNOへ加わりました。
サービス開始と同時にリリースされたプランは、
楽天回線の高速データ通信が使い放題な上に、
専用アプリで国内通話かけ放題もついた、
「Rakuten UN-LIMIT」
というプランのみで、
月2,980円(税別)という他社よりも大幅に安いと価格設定や、
1つだけに絞ったわかりやすいプランで、
注目されていました。

楽天モバイルのウェブサイトより引用
さらに先着300万人までは1年間無料
という大盤振る舞いで、
いーだこは急いで5月に申し込みましたが、
このキャンペーンは2020年10月現在もまだ継続中です。
月額料が安いことは利用者にとって良いことですが、
正直手放しでは喜べないと思っていました。
安すぎる利用料金では、
楽天の自社回線基地局の新規建設が遅れたり、
基地局のメンテナンス不備等による通信障害が起きたり、
災害時の復旧作業が他の3キャリアより遅れたり、
などなど、悪影響があるかもしれません。
ただ、そんな妄想とは裏腹に、
楽天モバイルは自社回線の拡充計画を前倒ししていて、
当初の予定よりも早く楽天回線の整備が進んでいるので、
今現在、個人的にはそれほど印象は悪くありません。
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楽天回線とパートナー(au)回線
MNOとして楽天モバイルがサービスを開始した直後は、
楽天回線は都市の一部地域のみに限られていました。
楽天回線エリア外の利用者は、
楽天がパートナー契約しているauの回線
で代用されています。
Rakuten UN-LIMITプランでは、
高速データ通信が使い放題と謳われていますが、
これは楽天回線での通信に限る話で、
パートナー回線では月間5GBまで
という制限があります。

楽天モバイルのウェブサイトより引用
ただし、パートナーエリアでの通信時は、
高速通信モードのON/OFFを切り替えることができて、
OFFにしておけば5GBのデータ容量を消費しません。
5GBのデータ容量を使い切ったり、
高速通信をOFFにしたときは、
通信速度が1Mbpsに制限されますが、
よくある通信速度制限の256kbpsと比べて、
4倍も速い通信を行えるので、
YouTubeの動画も360pくらいまでの画質なら、
いーだこの体感では途中で止まらず再生できます。
これまで前もって述べることなく、
楽天回線やパートナー回線という言葉を使ってきましたが、
この記事ではそれぞれ4Gの回線を指しています。
現在は各社ともに5Gにも力を入れていますが、
全国的に使えるのはまだまだ先のことになると思うので、
ここでは特に触れません。
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宇部市の楽天回線対応状況
楽天モバイルが自社回線の整備の計画を早めているおかげか、
2020年9月の間に、気が付くといーだこのスマホでも、
楽天回線の電波を掴めるようになっていました。
山口県西部の開通状況を楽天モバイルのサイトで確認してみると、

楽天モバイルのウェブサイトより引用
宇部市だけでなく、山陽小野田市や下関市でも
一部の地域で楽天回線エリアができていました。
宇部市の楽天回線エリアに注目してみると、

楽天モバイルのウェブサイトより引用
2020年9月時点では、小羽山地区や開地区の周辺に、
基地局が設置されているように思います。
いーだこの行動範囲はこのエリアに含まれませんが、
なぜか楽天回線の電波を掴めています。
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2020年10月末までの予定地図を確認してみると、

楽天モバイルのウェブサイトより引用
生活圏に重なる部分があるので、
地図に未反映の基地局が既に設置されたのかもしれません。
ちなみに、年内には以下の地域にもエリアが広がるみたいです。

楽天モバイルのウェブサイトより引用
とはいえ、山口県全域に広がるまでは、
まだまだ時間がかかりそうなので、
パートナーのau回線にも接続できるスマホが必須ですね。
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実地で楽天回線の速度を計測
楽天回線の電波を掴んでくれるようになったので、
どれくらいの通信速度が出るのか気になり、
実際に計測してみました。
ただ自宅で測定するだけではなく、
実際にエリア内に行ってみて測りました。
ついでに、いーだこの普段の行動範囲周辺でも測定しました。
測定してみたと言っても、
何かしらの計測機器を持っているわけではないので、
手持ちのスマホやタブレットに楽天モバイルのSIMを挿して、
通信速度を計測できるアプリを使いました。
測定は6地点で行い、
各地点で5回ずつ記録してその平均値で比較しました。
測定に使った端末は、
・Xperia XZ Premium (SO-04J、ドコモ、SIMロック解除済み)
・Xperia XZs (SOV35、au、SIMロック解除済み)
・Xperia Z4 Tablet (SOT31、au、SIMロック解除済み)
この3機種です。
検証端末が偏りまくってますが、
そこには目を瞑って頂けると幸いです(笑)
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Xperia XZ Premium (SO-04J)
まずはいーだこがメインで使っているスマホで、
ドコモから2017年に発売された端末です。
SIMロックを解除して使っているので、
楽天回線には接続することができますが、
パートナーエリアのau回線を掴むことはできません。
少し詳しく書くと、
各社が使っている4G回線の周波数帯には種類があって、
band 1、band 3、band 8、band 11、band 18…などなど、
それぞれ名前が付いています。
楽天モバイルの楽天回線はband 3に割り当てられていて、
パートナー回線はband 18のau回線を借りています。
band 3はau、ドコモ、ソフトバンクでも使われているので、
理論上は3キャリアの端末で楽天回線も使用可能なはずです。
(実際には相性の問題があって、SIMを挿してみるまで分かりません)
Xperia XZ Premium (SO-04J)は、
band 3には対応していますがband 18に対応していません。
なので、楽天回線エリア内でしか通信を行えません。
実際に測定してまとめてみると、

楽天モバイルのウェブサイトより引用・改変
楽天モバイルのサイトで確認できる楽天回線エリア(A、B)では、
もちろん楽天回線での通信が可能でした。
速度も下りで20Mbps程度出ているので、悪くはありません。
楽天回線エリアから少し離れたC地点では、
弱いながらも楽天回線を掴むことができました。
同じく楽天回線エリアから少し離れているD地点では、
エリア外にも関わらずエリア内と同等の通信が行えました。
D地点周辺は2020年10月末までに、
基地局が設置されるエリアに含まれるので、
地図への反映が追い付いていないだけで、
既に基地局が設置されているのかもしれません。
楽天回線エリアから遠い地点(E、F)では、
楽天回線を掴むことはありませんでした。
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Xperia XZs (SOV35)
Xperia XZ Premium (SO-04J)が、
一部のau回線(band 18)では使えないことを忘れていて、
楽天モバイルのSIMが届いてから急いで買い足した端末です。
auから2017年に発売された端末で、
SIMロック解除済みなので楽天回線(band 3)はもちろん、
au端末なのでau回線(band 18)にも接続可能です。
楽天モバイルのSIMを挿して、
テザリングするためだけに使っています。
半年くらいはau回線で高速通信モードをOFFにして、
1Mbpsの通信速度で運用してきましたが、
YouTubeの視聴もそれなに快適で、
パソコンと接続してブログを書く程度なら可能でした。
ただ、9月に入ったあたりから、
通信速度が速くなっていることに気づいて、
接続先を確認してみると楽天回線につながっていました。
測定結果は以下の通り、

楽天モバイルのウェブサイトより引用・改変
A~D地点での結果はXperia XZ Premium (SO-04J)と同様で、
E、F地点では楽天回線に接続できず、au回線になりました。
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Xperia Z4 Tablet (SOT31)
2015年にauから発売されたタブレットです。
古い端末なのでどうなるか気になって、
仕様を確認してみると、
一応band 3にもband 18にも対応しているみたいなので、
SIMロックを解除して楽天モバイルのSIMを挿してみました。
9月以前はau回線に接続されていましたが、
改めてSIMを挿してみると楽天回線につながりました。
通信速度の測定結果をまとめると、

楽天モバイルのウェブサイトより引用・改変
A~D地点での結果は、基本的にはXperia XZ Premium (SO-04J)や、
Xperia XZs (SOV35)と同様でしたが、
細かく見てみると、C地点においては、
他の2機種よりも電波強度が強く、
上りの通信速度も安定していました。
一方でE、F地点では、他2機種と対照的に、
弱いながらも楽天回線を掴んでいました。
古い端末なので期待していませんでしたが、
予想外の結果となりました。
ただし理由はわかりません。
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まとめ
MNOとして参入してきた楽天モバイルの楽天回線が、
いよいよ山口県でも使えるようになってきました。
次世代の5Gへの移行も気になるところではありますが、
田舎ではまだまだ4Gに頼る部分が多いので、
大幅に価格を抑えた楽天モバイルの動向は、
これからも注目していきたいと思います。
もし今後、
楽天回線エリアが広がってきたので、
auとのパートナー契約を止めます!とか、
基地局整備に結構お金がかかるので、
通信料金を値上げします!とか、
最悪の場合、採算が合わないので、
MNOから撤退します!とか、
そんなことにならなければ良いのですが(笑)
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おまけ
各地点、各機種の測定結果をすべて列挙しておきます。
Xperia XZ Premium (SO-04J)

Xperia XZs (SOV35)

Xperia Z4 Tablet (SOT31)

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お世話になります。
宇部市の楽天モバイルのカバレッジ状況、大変興味深く拝見しました。
ピンポイントで申し訳ありませんが、上記の試験A地点は宇部市上条付近を含むのでしょうか?
分かる範囲でお教え頂ければ幸甚です。
コメントありがとうございます!
地点Aでは南小羽山町の某所で楽天回線への接続を試みたので、上条とは離れた地点になります。
また、記事内で使用している楽天回線エリアの地図は2020年9月当時のものです。2021年2月現在の状況を楽天モバイルのウェブサイト( https://network.mobile.rakuten.co.jp/area/ )で確認してみると、記事執筆当時よりもエリアがかなり広がっているようです。Googleマップで確認できる宇部市上条の区域と照らし合わせると、ごくごく一部を除いてほぼ全域で楽天回線の電波を掴むことができるように見受けられます。
早速の返信、ありがとうございました。
そろそろ、300万加入に近づいているので、無料ですし申し込んでみようと思います。
お礼まで。